2013-05-31

the old days









































「なにもないわよ」
そう言われながら足を踏み入れた場所は、妻の田舎の家の土蔵。
ガラクタばかりで、価値のある骨董品なんかは無いからねと聞いていましたが
昔の家具の醸し出す独特の雰囲気にワクワクしてカメラのシャッター音が止まりません。。。

そして、「これ、もういらないから解体してちょうだい」とお願いされたタンスを気に入り、
お持ち帰りさせていただきました。
義祖父が使っていたというその洋ダンスは、鏡は外れ、背板はゆがみ、
引き出しも変形して滑りが悪くなっていましたが、
それらを修理手直しすると、充分使えるように。
おじいちゃんっ子だったという妻のタンスとなりました。
長い時を経て、色が焼けていたり傷がついていたりしますが、
木の家具は経年変化も魅力の一つだと思っています。

モビリエの家具も長く使ってもらえるように、
材料や設計を切磋琢磨する毎日です。
昔の家具の構造をみて勉強になることも多いです。
時々修理やお手入れの依頼をいただいていますが、
お洋服のお直しと違って、家具を手入れして使い続けることは
最近ではなじみがなく、もういいや!で処分される方も多いのでは?
まず、お気軽にご相談ください。