2014-03-25

second half




SOFA FLAME


写真はソファーの骨組みです。
このソファは幅が260センチととても大きいので、二つに分けて制作しています。
実は・・・最近の大量生産されるソファはコスト削減のため
見えない枠組みをベニヤ板で(!?)作ることが多いのです。
モビリエでは手間もコストもかかってしまいますが
長く使うものであるからこそ、見えない部分にも良質の材料にこだわりたいところです。

今回は無垢のビーチ材を使用しています。
ビーチ材は白木できれいですが、木の表情があまりないので
モビリエの家具には登場することが少ないのですが
曲げる力に強く、良くしなるため折れにくく
ソファや椅子などの強度や耐久性の必要な家具に適した材料です。

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リフォームの仕事もいよいよ後半戦です。
作り付けの家具はひと段落したので
ソファやベッド・デスクなどの家具の制作に取り掛かっています。
気が付けば、とても過ごしやすい暖かさになってきました。
能勢トンネルの手前に気温の電光掲示板があるのですが
表示されている数字が二桁の日もあり、さらに春を実感!
花粉もビュンビュン飛んでいるようで、喜びばかりでもないのですが
春の訪れはやはり嬉しいものです。




2014-03-11

DRAWERS


DRAWERS


今進めているリフォーム物件の家具の中で一番大きな、寝室の収納家具。
高さは天井まであり、幅は1250mm、奥行はクローゼットにあわせて650mmほどもあるので、
あまりに大きく重さもあり、そのままでは搬入も出来ないので、3つに分けて製作しました。
上の開き扉の収納、中央のTVが入る収納、下の抽斗収納に分かれています。
写真は、その収納家具の下部分の抽斗(引出し)です。


材料はホワイトアッシュです。
両側に設置するクローゼットがパイン材なので
本来であれば同じパイン材で収納も製作するところですが
パイン材は幅の広い板材になるとどうしても節が入ることが多くなります。
今回は節が入ると部屋のイメージに合わないので
見た目がパインに近いホワイトアッシュで製作しました。
取手は家具の正面より出っ張らないようにとのリクエストがあり
上からも下からも引き出せるこの形状になりました。
正面がフラットなので、無垢ならではの木目の繋がりがよりきれいに見えますね。


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ひと段落する間もなく、次から次と取り掛かる仕事があるので
夜な夜な作業に没頭して、気づけば朝方というのもしばしば・・・。
工務店さんとの段取りがあるので、納期に間に合うか日々焦りもありますが
少しづつ全体像が見えてくるワクワク感をエネルギーに換え
今日も頑張っています。